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       大连昭和巨坤精工有限公司

 

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加工物語

江戸時代から続いた秘湯が復活へ

 奥越の秘湯として全国の温泉ファンや登山客らに親しまれ、昨年5月に惜しまれつつ閉館した福井県大野市上打波の温泉旅館「鳩ケ湯」が、精密機械加工・設計製作の豊実精工(ほうじつせいこう)(本社岐阜県富加町)が買い取り再開されることが6日、関係者への取材で分かった。現在改修などを進めており、来年5月の本格オープンを予定している。

  旅館は昨年5月、家族経営の中心だった森嶋宏さん=当時(59)=が山菜採りに出掛け事故死したことから閉館した。ことし2月、同社の今泉由紀雄社長が仕事で大野市を訪れた際に同旅館の話を聞き、「江戸時代から続く名湯を残したい」と、7月末に土地建物を買い取った。今泉社長は以前、旅館を訪れたことがあり魅了されたという。

 今月に入り、同社は再開に向けた作業を開始。建物や設備の補修などを進め、年内にも社内や関連企業向けに限定して利用を開始するという。

 同社の中島尋幸マネージャーは「鳩ケ湯ファンをはじめ、たくさんの方々に喜んでいただけるよう努めたい」と話す。準備が間に合えば、今秋の紅葉シーズンに合わせ、日帰りの温泉利用も検討したいとしている。

 前経営者で森嶋さんの父康哉さん(81)=同市新庄=は「寂しさもあるが本当にありがたい。息子がいなくなり、われわれだけでは閉館するしかなかったが、引き受けてもらえ良かった」と話す。市商工観光振興課は「多くの人に訪れてもらいたい。市も誘客を図っていく」としている。